逆選択とは
逆選択は、契約前の情報の非対称性により、情報の少ない側が品質の低い・リスクの高い相手を多く引き寄せてしまう現象です。アカロフの1970年の論文「レモン市場」で有名になり、彼は2001年にスペンス、スティグリッツとともにノーベル経済学賞を受賞しました。
📌 ひと目でわかる
- 代表的研究
- アカロフ(1970)
- 原因
- 契約前の隠された情報
- 例
- 中古車市場、保険市場
- 対策
- シグナリング、スクリーニング、強制加入
例とモラルハザードとの違い
中古車市場では良い車の売り手が去り、品質の低い車だけが残り得ます。保険ではリスクの高い人ほど加入したがります。逆選択は契約前の隠された情報、モラルハザードは契約後の隠された行動の問題です。
よくある質問
- 逆選択とは?
- 契約前の情報の偏りで、情報の少ない側が不利な相手と取引しやすくなる現象です。
- モラルハザードとの違いは?
- 逆選択は契約前、モラルハザードは契約後の問題です。
参考文献
- Akerlof, G. A. (1970). The market for “lemons”: Quality uncertainty and the market mechanism. Quarterly Journal of Economics, 84(3), 488–500.
- Spence, M. (1973). Job market signaling. Quarterly Journal of Economics, 87(3), 355–374.
- Rothschild, M., & Stiglitz, J. (1976). Equilibrium in competitive insurance markets. Quarterly Journal of Economics, 90(4), 629–649.
