アノミーとは
ギリシャ語の「規範がない」に由来し、社会規範が弱まり、人々が行動の拠りどころを失った状態を指します。フランスの社会学者デュルケームが『社会分業論』(1893)と『自殺論』(1897)で社会学の概念として確立しました。
📌 ひと目でわかる
- 語源
- ギリシャ語 a-nomos
- 確立
- デュルケーム(1893、1897)
- 発展
- マートン(1938)
- 核心
- 欲求を規制する規範の弱まり
デュルケームとマートン
デュルケームは『自殺論』で自殺を自己本位的、集団本位的、アノミー的、宿命的の4類型に分けました。マートン(1938)は、アノミーを文化的目標と制度的手段の乖離として再定義し、同調、革新、儀礼主義、逃避主義、反抗という5つの適応様式を示しました。関連項目:緊張理論。
よくある質問
- アノミーとは?
- 社会規範が弱まり、行動の基準が失われた無規範状態です。
- デュルケームとマートンの違いは?
- デュルケームは急激な変動による規制の弱まり、マートンは目標と手段の乖離に注目しました。
参考文献
- Durkheim, É. (1897). Le suicide: Étude de sociologie. Félix Alcan.
- Merton, R. K. (1938). Social structure and anomie. American Sociological Review, 3(5), 672–682.
