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エラー防止設計

⚙️ 工学・技術 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
エラー防止設計とは、誤りを事後に知らせるより、制約・よい既定値・明確な表示・取り消しなどで誤りが起きない、または被害が小さくなるようにUIを設計する原則です。
目次
  1. 1. 誤りには種類がある
  2. 2. 制約と既定値
  3. 3. 確認と取り消し
  4. 4. よくある質問
  5. 5. 参考文献

誤りには種類がある

Norman(1983)とReason(1990)は実行の誤りであるスリップと意図の誤りであるミステイクを区別しました。慣れた行動ではスリップ、不慣れな場面ではミステイクが多くなります(Rasmussen, 1983)。

制約と既定値

ポカヨケ(Shingo, 1986)のように誤りを不可能にします。日付ピッカーや数字キーパッド、既定値を活用し、危険なボタンは離します(Laubheimer, 2015)。モバイルフォームと直結します。

確認と取り消し

人は結果を見て誤りに気づきます(Sellen, 1994)。確認ダイアログの多用は逆効果で、取り消せない操作だけに使います。WCAG 2.2の3.3.4も確認等を求めます。

よくある質問

エラーメッセージとの違いは?
防止は起こさないこと、メッセージは直す手助けです。
確認ダイアログはいつ?
取り消せない重大な操作だけです。

出典確認日:2026-10-27

参考文献

  1. Norman, D. A. (1983). Design rules based on analyses of human error. Communications of the ACM, 26(4), 254–258. エラー分析から設計規則を導いた古典です。
  2. Reason, J. (1990). Human error. Cambridge University Press. スリップ・ラプス・ミステイクを区別した理論書です。
  3. Rasmussen, J. (1983). Skills, rules, and knowledge; signals, signs, and symbols, and other distinctions in human performance models. IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics, SMC-13(3), 257–266. 技能・規則・知識レベルの行動モデルです。
  4. Sellen, A. J. (1994). Detection of everyday errors. Applied Psychology, 43(4), 475–498. 人が自分の誤りに気づく仕組みの研究です。
  5. Laubheimer, P. (2015, August 23). Preventing user errors: Avoiding unconscious slips. Nielsen Norman Group. 無意識のスリップを防ぐUI指針です。
  6. Shingo, S. (1986). Zero quality control: Source inspection and the poka-yoke system. Productivity Press. ポカヨケを紹介した本です。
  7. World Wide Web Consortium. (2023). Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2. 重要な送信に取消・確認を求める3.3.4があります。

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この記事は2026年10月27日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。