病気とどう違う?
ふつうの病気は一つの原因が症状を起こしますが、老年症候群は筋力低下、慢性疾患、薬、認知機能など複数の要因が重なって一つの症状として現れます。たとえば転倒は、視力低下、ふらつきを起こす薬、筋肉量の減少、家の段差が同時に関わっていることがあります。自立した生活が難しくなり、入院や施設入所につながりやすいのが特徴です。
フレイルと対策
フリードは、意図しない体重減少、疲れやすさ、握力低下、歩行速度の低下、身体活動の低下のうち3つ以上でフレイルと定義しました。日本でも健康と要介護の中間段階として注目されています。6種類以上の薬を飲むポリファーマシーは転倒やせん妄のリスクを高めます。筋トレ、たんぱく質の摂取、薬の見直し、住環境の整備が予防に役立ちます。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- せん妄と認知症の違いは?
- せん妄は手術や感染症などで急に起こり多くは回復しますが、認知症はゆっくり進行します。
- フレイルは元に戻せる?
- 早い段階なら運動や栄養改善で回復できることも多いです。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- Inouye, S. K., Studenski, S., Tinetti, M. E., & Kuchel, G. A. (2007). Geriatric syndromes: Clinical, research, and policy implications of a core geriatric concept. Journal of the American Geriatrics Society, 55(5), 780–791.
- Fried, L. P., et al. (2001). Frailty in older adults: Evidence for a phenotype. Journals of Gerontology Series A, 56(3), M146–M156.
- World Health Organization. (2017). Integrated Care for Older People (ICOPE).
