緑内障とは?
緑内障は視神経が障害され、視野が少しずつ欠けていく病気です。多治見スタディでは40歳以上の約20人に1人が緑内障で、その多くが眼圧が正常範囲の正常眼圧緑内障でした(Iwase ほか, 2004)。日本の中途失明原因の第1位です。
初期に気づきにくいのはなぜ?
多くを占める開放隅角緑内障は中心の視力が最後まで保たれ、片目の欠けをもう一方の目が補うため、初期はほとんど自覚がありません。一方、急性緑内障発作(閉塞隅角)は急な目の痛み、充血、頭痛、吐き気、虹視が起こる緊急事態です。40歳以上、家族歴、強度近視は危険因子です。
治療と検診
失われた視野は戻らないため、治療は眼圧を下げて進行を抑えることが目的です。プロスタグランジン関連薬などの点眼が基本で、レーザー治療や線維柱帯切除術などの手術も行われます。40歳を過ぎたら定期的な眼科検診で眼圧・眼底・視野を確認しましょう。飛蚊症も参照。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 緑内障は失明しますか?
- 早期発見と継続治療で、多くの人は生涯にわたり日常生活に必要な視機能を保てます。
- 目薬はやめてもいいですか?
- 眼圧が下がっているのは薬が効いているためです。自己判断で中止しないでください。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Weinreb, R. N., Aung, T., & Medeiros, F. A. (2014). The pathophysiology and treatment of glaucoma: A review. JAMA, 311(18), 1901–1911.
- Iwase, A., Suzuki, Y., Araie, M., et al. (2004). The prevalence of primary open-angle glaucoma in Japanese: The Tajimi Study. Ophthalmology, 111(9), 1641–1648.
