ほかの市場との違いは?
| 市場 | 企業数 | 価格支配力 | 例 |
|---|---|---|---|
| 完全競争 | 非常に多い | なし | 農産物 |
| 独占的競争 | 多い | 少し | 飲食店 |
| 寡占 | 少数 | かなりある | 携帯電話、ビール |
| 独占 | 1社 | 大きい | 水道 |
寡占の核心は相互依存性で、値下げすればライバルが追随するかを読まなければならず、価格が動きにくくなります。規模の経済が働く産業で多くみられます。
なぜカルテルが生まれる?
全員が高い価格を保てば皆が得をしますが、各社はこっそり値下げして客を奪いたくなります。これが囚人のジレンマです。そのため価格や数量をひそかに調整するカルテル・談合が起こり、日本では独占禁止法に基づき公正取引委員会が課徴金を科します。最初に自主申告した企業の課徴金を減免する課徴金減免制度(リーニエンシー)があります。
よくある質問
- 寡占は悪い?
- 大規模投資や研究開発ができる利点もありますが、競争制限の監視が必要です。
- OPECは寡占?
- 産油国が生産量を調整する代表的な国際カルテルです。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Tirole, J. (1988). The theory of industrial organization. MIT Press.
- Nash, J. (1950). Equilibrium points in n-person games. PNAS, 36(1), 48–49.
