ギブソンからノーマンへ
ギブソン(1979)は環境が動物に提供する行為の可能性をアフォーダンスと呼びました。ノーマン(1999, 2013)は画面では知覚されたアフォーダンスとシグニファイアが重要だと整理しました。
隠れた・偽のアフォーダンス
Gaver(1991)は隠れたものと偽のものを区別しました。スワイプ削除は隠れた、リンクでない下線は偽のアフォーダンスです。物理的アフォーダンスはタッチターゲットサイズに直結します(Hartson, 2003)。
フラットデザインとボタン
Moran(2017)はフラット要素が注目されにくく迷いを生むと報告しました。明確なシグニファイアを使い、ジェスチャー操作にはヒントを、ジェイコブの法則の慣習的な形を活かしましょう。
よくある質問
- シグニファイアとの違いは?
- アフォーダンスは可能な行為、シグニファイアはそれを示す手がかりです。
- フラットはだめ?
- 使えますが、押せる手がかりは残しましょう。
出典確認日:2026-10-27
参考文献
- Gibson, J. J. (1979). The ecological approach to visual perception. Houghton Mifflin. アフォーダンスという語を生んだ生態心理学の古典です。
- Norman, D. A. (1999). Affordance, conventions, and design. Interactions, 6(3), 38–43. 実際のアフォーダンスと知覚されたアフォーダンスを区別しています。
- Gaver, W. W. (1991). Technology affordances. In Proceedings of the SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems (pp. 79–84). ACM. 隠れた・偽のアフォーダンスを分類しています。
- Hartson, R. (2003). Cognitive, physical, sensory, and functional affordances in interaction design. Behaviour & Information Technology, 22(5), 315–338. 認知・物理・感覚・機能の4種に分けた枠組みです。
- Norman, D. A. (2013). The design of everyday things (Revised and expanded ed.). Basic Books. シグニファイアの概念を導入した改訂版です。
- Moran, K. (2017, September 3). Flat UI elements attract less attention and cause uncertainty. Nielsen Norman Group. 視線追跡でフラットUIの弱い手がかりが迷いを生むと示しました。
- Lidwell, W., Holden, K., & Butler, J. (2010). Universal principles of design (Rev. ed.). Rockport. アフォーダンスの項目を例と共に簡潔にまとめています。
