ル・ボンの群衆論とは?
ル・ボンは、群衆の中の個人は匿名性によって責任感を失い、感情が伝染し、指導者の暗示を受けやすくなると述べました。理性的な人も群衆の中では衝動的になるという考えで、のちに没個性化と呼ばれました。
ミルグラムの実験と現代の理論は?
ミルグラムはニューヨークの歩道で1人が空を見上げると通行人の4%が立ち止まり、15人だと40%が立ち止まることを示しました。人数が多いほど同調が強まります。一方、現代の研究者は、群衆は単に非合理なのではなく共有された社会的アイデンティティに沿って行動すると反論しています。
よくある質問
- 群衆心理は悪いもの?
- いいえ。応援や追悼集会、災害時の助け合いのような連帯にもなります。
- 傍観者効果と関係ある?
- はい。人が多いほど責任が分散し、助けにくくなります。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Le Bon, G. (1895). Psychologie des foules. Félix Alcan.
- Reicher, S. (1984). The St. Pauls' riot: An explanation of the limits of crowd action in terms of a social identity model. European Journal of Social Psychology, 14(1), 1–21.
- Milgram, S., Bickman, L., & Berkowitz, L. (1969). Note on the drawing power of crowds of different size. Journal of Personality and Social Psychology, 13(2), 79–82.
