なぜ広まった?
画面が狭くなる中で三本線は「メニューはここ」という慣習になりました。チェとキム(2004)が示すように深い階層は迷いを生みますが、項目が多いほど選択に時間がかかるヒックの法則も考慮が必要です。
見えなければ使われない
ペルニスとブディウ(2016)のテストでは、隠れたナビゲーションは使用が減り、探すのに時間がかかりました。左上は片手では最も届きにくく、ニールセンのユーザビリティヒューリスティックの「記憶より認識」にも反します。
代替案
主要な行き先が3〜5個ならボトムナビゲーションが適しています。多い場合はよく使うものだけ見せ、残りを「その他」に。アイコンに「メニュー」と添えると発見性が上がります。
よくある質問
- 使ってはいけない?
- いいえ。たまに使う項目には便利ですが、主要な行き先は見せましょう。
- 発見性を高めるには?
- 「メニュー」ラベルを添え、親指の届く位置に置きます。
出典確認日:2026-10-27
参考文献
- Pernice, K., & Budiu, R. (2016, July 24). Beyond the hamburger: What makes navigation discoverable on mobile. Nielsen Norman Group. 隠れたメニューと見えるメニューの利用率と速度を比較したテストです。
- Chae, M., & Kim, J. (2004). Do size and structure matter to mobile users? An empirical study of the effects of screen size, information structure, and task complexity on user activities with standard web phones. Behaviour & Information Technology, 23(3), 165–181. 小さな画面でメニューの深さが探索に与える影響を実証しています。
- Hoober, S. (2013, February 18). How do users really hold mobile devices? UXmatters. 片手持ちの割合から左上アイコンが届きにくい理由がわかります。
- Google. (n.d.). Navigation bar. Material Design 3. 主要な行き先は下部バー、多数ならドロワーという基準です。
- Apple. (n.d.). Tab bars. Human Interface Guidelines. iOSが隠しメニューよりタブバーを勧める理由がわかります。
- Norman, D. A. (2013). The design of everyday things (Revised and expanded ed.). Basic Books. 発見可能性を良いデザインの柱として説明しています。
- Nielsen, J. (1994). Usability engineering. Morgan Kaufmann. ユーザビリティテストの方法をまとめた本です。
