どう発見された?
パルマ大学のリゾラッティらは、サルが餌をつかむときに働くF5野のニューロンを記録中、サルが動かず研究者が餌をつかむのを見ているだけでも同じニューロンが発火することに気づきました。「する」と「見る」を鏡のようにつなぐことから名づけられました。ヒトでもfMRIで似た「ミラーシステム」が見られ、2010年には単一ニューロン記録の直接証拠も得られました。
共感を説明できる?
模倣、意図の理解、共感、言語進化のカギとして注目されましたが、ヒコックらはそれらの主張は誇張だと批判しました。自閉症の「壊れた鏡」仮説も一貫した根拠に欠けます。現在は社会的認知の複数のしくみの一つと慎重に解釈されています。
よくある質問
- あくびがうつるのも関係?
- そうした仮説はありますが、確定していません。
- スポーツの上達に役立つ?
- 見て真似る観察学習やイメージトレーニングの神経基盤の一つとして研究されています。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Rizzolatti, G., & Craighero, L. (2004). The mirror-neuron system. Annual Review of Neuroscience, 27, 169–192.
- Hickok, G. (2014). The Myth of Mirror Neurons. W. W. Norton.
- Mukamel, R., et al. (2010). Single-neuron responses in humans during execution and observation of actions. Current Biology, 20(8), 750–756.
