乗数効果とは
投資や政府支出が増えると、最初の支出額より国民所得が大きく増える現象です。カーンが1931年に雇用乗数を示し、ケインズが『一般理論』(1936)で投資乗数として発展させました。
📌 ひと目でわかる
- 提唱
- カーン(1931)、ケインズ(1936)
- 鍵となる変数
- 限界消費性向(MPC)
- 基本の公式
- 1÷(1−MPC)
- 弱める要因
- 税、輸入、クラウディングアウト
計算例
限界消費性向が0.8なら、100億円の支出は80億円、64億円…と所得を生み、単純モデルでは合計100÷(1−0.8)=500億円(乗数5)になります。実際には税や輸入、クラウディングアウトによって小さくなります。
よくある質問
- 乗数効果とは?
- 支出の増加が、その何倍もの国民所得の増加をもたらす効果です。
- 乗数の計算方法は?
- 単純モデルでは1÷(1−限界消費性向)で、0.8なら5です。
参考文献
- Kahn, R. F. (1931). The relation of home investment to unemployment. Economic Journal, 41(162), 173–198.
- Keynes, J. M. (1936). The general theory of employment, interest and money. Macmillan.
