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p値

➗ 数学・統計 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
p値とは、帰無仮説が正しいと仮定したとき、観察された結果と同じかそれ以上に極端な結果が得られる確率です。
目次
  1. 1. 正確な意味
  2. 2. よくある誤解
  3. 3. よくある質問
  4. 4. 参考文献

正確な意味

新薬の効果を検定するなら帰無仮説は「効果がない」です。p=0.03なら「本当に効果がないとき、この程度の差が偶然出る確率は3%」という意味です。事前に決めた有意水準(通常0.05)を下回れば帰無仮説を棄却し「統計的に有意」と言います。0.05はフィッシャーが便宜上示した慣例にすぎません。

よくある誤解

p値は帰無仮説が正しい確率ではなく、効果の大きさも示しません。サンプルが非常に大きければ些細な差も有意になり、何度も分析して有意なものだけ報告するpハッキングは再現性の危機を招きました。2016年、アメリカ統計学会はp値だけで結論を出さないよう声明を出しました。事前確率はベイズの定理、有意な相関が因果とは限らない点は相関関係と因果関係をご覧ください。

よくある質問

p=0.06なら効果なし?
いいえ。基準に少し届かないだけで、効果量や信頼区間も確認しましょう。
pが小さいほど効果が大きい?
いいえ。サンプルサイズにも大きく左右されます。

出典確認日:2026-10-26

参考文献

  1. Wasserstein, R. L., & Lazar, N. A. (2016). The ASA statement on p-values: Context, process, and purpose. The American Statistician, 70(2), 129–133.
  2. Fisher, R. A. (1925). Statistical Methods for Research Workers. Oliver & Boyd.
  3. Ioannidis, J. P. A. (2005). Why most published research findings are false. PLoS Medicine, 2(8), e124.

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この記事は2026年10月26日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。