前立腺肥大症とは?
前立腺肥大症は、膀胱の下で尿道を取り囲む前立腺が大きくなり、尿の流れを妨げる良性の病気です。男性ホルモンと加齢が関係し、年齢とともに増えます。前立腺がんに変わる病気ではありませんが、症状が似るため検査で区別します。
どんな症状がある?
尿の勢いが弱い、途切れる、出し切れない感じ(残尿感)、トイレが近い(頻尿)、夜中に何度も起きる(夜間頻尿)などです。7問からなるIPSSで軽症(0〜7点)・中等症(8〜19点)・重症(20〜35点)を判定します。尿がまったく出ない尿閉、血尿、繰り返す尿路感染症は早めの受診が必要です。
治療と生活の工夫
軽症なら夕方以降の水分・カフェイン・飲酒を控えるなど生活の工夫と経過観察を行います。薬では前立腺の筋肉をゆるめるα1遮断薬(タムスロシンなど)、PDE5阻害薬(タダラフィル)、前立腺を小さくする5α還元酵素阻害薬(デュタステリド)が使われます。効果が不十分なら経尿道的前立腺切除術(TURP)やレーザー手術を検討します。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 前立腺がんになりますか?
- なりません。ただし同じ年代に多いので、PSA検査などで確認することがあります。
- ノコギリヤシは効きますか?
- 大規模な臨床試験では、プラセボと比べて明らかな効果は示されていません。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Lerner, L. B., McVary, K. T., Barry, M. J., et al. (2021). Management of lower urinary tract symptoms attributed to benign prostatic hyperplasia: AUA guideline part I. Journal of Urology, 206(4), 806–817.
- Barry, M. J., Fowler, F. J., O'Leary, M. P., et al. (1992). The American Urological Association symptom index for benign prostatic hyperplasia. Journal of Urology, 148(5), 1549–1557.
