症状と虫垂炎との違い
憩室があってもほとんどは症状のない憩室症のままです。炎症が起こると、続く下腹部痛、発熱、押したときの痛みが出ます。日本では右側の憩室炎が多く虫垂炎と場所が重なりますが、CTで見分けます。近年は高齢化と食生活の変化で左側(S状結腸)も増えています。便秘、低繊維の食事、肥満、喫煙がリスクです。
治療と予防
軽症なら絶食・点滴・抗菌薬で治ることが多く、膿瘍や穿孔、くり返す場合は手術を検討します。ナッツやゴマが憩室炎を起こすという説は研究で否定され、むしろ食物繊維が予防に役立つと考えられています。治った後に大腸内視鏡でほかの病気を確認することもあります。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 憩室はなくなりますか?
- できた憩室は消えませんが、多くは一生問題を起こしません。
- 種のある果物は避けるべき?
- 根拠はありません。大規模研究でナッツやポップコーンはリスクを上げませんでした。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- Peery, A. F., et al. (2021). AGA clinical practice update on medical management of colonic diverticulitis. Gastroenterology, 160(3), 906–911.
- Hall, J., et al. (2020). The American Society of Colon and Rectal Surgeons clinical practice guidelines for the management of left-sided colonic diverticulitis. Diseases of the Colon & Rectum, 63(6), 728–747.
- Strate, L. L., et al. (2008). Nut, corn, and popcorn consumption and the incidence of diverticular disease. JAMA, 300(8), 907–914.
