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ETF(上場投資信託)

📈 経済学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
ETFは、日経平均やS&P500などの指数に連動するように運用される投資信託を、株式のように取引所で売買できるようにした商品です。低コストで分散投資ができるため、個人投資家に人気です。
目次
  1. 1. ETFとは
  2. 2. ETFの価格はどうやって指数に連動するのか?
  3. 3. ETFを選ぶときは何を見るべきか?
  4. 4. よくある質問
  5. 5. 参考文献

ETFとは

ETF(Exchange-Traded Fund、上場投資信託)は、特定の指数や資産の組み合わせに連動するよう運用されるファンドを取引所に上場し、株式のように売買できるようにした商品です。一度の購入で数十〜数百銘柄に分散投資でき、多くのETFは保有銘柄を毎日開示しています(Lettau & Madhavan, 2018)。

ETFの価格はどうやって指数に連動するのか?

ETFには指定参加者(AP)と呼ばれる大手金融機関がいます。市場価格が保有資産の価値(基準価額、NAV)より高くなるとAPが新しいETFを設定して売り、安くなるとETFを買って交換(解約)して利ざやを得ます。この裁定取引によって価格がNAV付近に保たれます。

区分ETF一般的な投資信託
売買取引時間中にリアルタイム、証券口座1日1回の基準価額
コストおおむね低い(特に指数型)比較的高い(アクティブ型)
保有銘柄の開示毎日定期的な報告
最低投資額1口の価格商品により異なる

ETFを選ぶときは何を見るべきか?

  • 信託報酬:毎年差し引かれるコストで、長く持つほど複利で差が広がります。
  • 乖離率・トラッキングエラー:市場価格とNAVの差、指数とETFのリターンの差です。
  • 出来高:取引が少ないと売買時のスプレッドが広がります。
  • レバレッジ型・インバース型:1日のリターンの2倍・−1倍を目指すため、長く持つと指数と大きくずれることがあり、短期向けです。

シャープ(1991)は、コストを差し引くとアクティブ運用全体の平均成績は市場平均を下回らざるを得ないことを示し、低コストの指数ETFの理論的な根拠となりました。一方で、ETFの保有比率が高い銘柄ほど株価の変動が大きくなるという研究もあります(Ben-David ほか, 2018)。分散の原理はポートフォリオ理論を参照してください。

よくある質問

ETFとインデックスファンドは同じですか?
どちらも指数に連動できますが、ETFは取引所でリアルタイムに売買し、インデックスファンドは1日1回の基準価額で取引します。アクティブ型ETFのように指数に連動しないETFもあります。
ETFでも元本割れしますか?
はい。ETFは預金ではなく投資商品なので、連動する資産の価格が下がれば損失が出ます。

出典確認日:2026-10-25

参考文献

  1. Lettau, M., & Madhavan, A. (2018). Exchange-traded funds 101 for economists. Journal of Economic Perspectives, 32(1), 135–154.
  2. Ben-David, I., Franzoni, F., & Moussawi, R. (2018). Do ETFs increase volatility? Journal of Finance, 73(6), 2471–2535.
  3. Sharpe, W. F. (1991). The arithmetic of active management. Financial Analysts Journal, 47(1), 7–9.

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この記事は2026年10月25日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。