CampusDownWiki
累計引用 10,496한국어KO 2,688EnglishEN 5,587日本語JA 745中文ZH 1,476
CampusDown(韓国語)↗
日本語

ニューロン

🔬 自然科学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
ニューロンは電気信号と化学信号を受け取り伝えることに特化した神経系の基本的な細胞で、ヒトの脳には約860億個あります。
目次
  1. 1. ゴルジとカハールの論争
  2. 2. 構造と信号
  3. 3. 数、種類、そして人工ニューロン
  4. 4. よくある質問
  5. 5. 参考文献

ゴルジとカハールの論争

1873年、イタリアのカミッロ・ゴルジは硝酸銀で神経組織の一部の細胞だけを黒く染める「黒い反応」を開発しました。ゴルジは神経系が一続きの網だと考えましたが、スペインのサンティアゴ・ラモン・イ・カハールは同じ染色法で何千枚もの図を描き、神経系は互いに離れた個々の細胞からなると主張しました。1891年にヴィルヘルム・ヴァルダイアーがこの細胞を「ニューロン」と呼んで「ニューロン説」をまとめ、1906年、ゴルジとカハールは対立したままノーベル賞を共に受けました。1897年にはチャールズ・シェリントンがニューロン間のすき間を「シナプス」と名づけ、1950年代に電子顕微鏡がそのすき間(約20nm)を直接示してカハールの正しさが確かめられました。

構造と信号

ニューロンは信号を受け取る樹状突起、核のある細胞体、信号を遠くへ送る軸索からなります。入ってきた信号がしきい値を超えるとナトリウムイオンが流れ込み、約1000分の1秒の電気パルス、すなわち活動電位が軸索を伝わります。1952年、アラン・ホジキンとアンドリュー・ハクスリーはヤリイカの巨大軸索を使ってこの過程を数式で説明し、1963年にノーベル賞を受けました。ミエリンという絶縁の膜に包まれた軸索では、信号がくびれを跳び越えるように進み秒速100mを超えます。軸索の末端ではアセチルコリンやドーパミンなどの神経伝達物質がシナプスに放出され、次のニューロンに信号を渡します。1つのニューロンは数千のシナプスを持ち、よく使われる結合は強まります。これが神経可塑性や学習、記憶の土台です。

数、種類、そして人工ニューロン

2009年、スザーナ・エルクラーノ=ウーゼルらは脳を溶かして細胞核を数える方法で、ヒトの脳には約860億個のニューロンがあると推定しました。長く言われてきた「1000億個」「グリア細胞はその10倍」という数字には根拠が乏しかったのです。1962年、ヒューベルとウィーゼルはネコの視覚野のニューロンが特定の傾きの線にだけ反応することを発見しました。サルで見つかったミラーニューロンのように、独特な働きをするニューロンもあります。成人の脳では新しいニューロンが生まれないという通説は、1998年にエリクソンらが海馬での神経新生を報告して揺らぎましたが、その規模はいまも議論中です。1943年にマカロックとピッツがニューロンを単純な論理素子とみなしたモデルは、今日の人工ニューラルネットワークやディープラーニングの出発点になりました。ニューロンが一斉に異常に興奮するとてんかん発作が起こります。

よくある質問

ニューロンは再生しないのですか?
ほとんどのニューロンは一生作り直されませんが、海馬など一部の部位では成人でも新しいニューロンが生まれるという研究があります。ヒトでの量はまだ議論があります。
人は脳の10%しか使っていないって本当?
いいえ。脳画像の研究では、1日のうちに事実上すべての領域が活動しており、小さな損傷でも機能障害が起こります。「10%神話」に根拠はありません。

出典確認日:2026-10-26

参考文献

  1. Golgi, C. (1873). Sulla struttura della sostanza grigia del cervello. Gazzetta Medica Italiana – Lombardia, 33, 244–246.
  2. Ramón y Cajal, S. (1899–1904). Textura del sistema nervioso del hombre y de los vertebrados. Madrid: Nicolás Moya.
  3. Sherrington, C. S. (1906). The Integrative Action of the Nervous System. New Haven: Yale University Press.
  4. McCulloch, W. S., & Pitts, W. (1943). A logical calculus of the ideas immanent in nervous activity. Bulletin of Mathematical Biophysics, 5(4), 115–133.
  5. Hodgkin, A. L., & Huxley, A. F. (1952). A quantitative description of membrane current and its application to conduction and excitation in nerve. Journal of Physiology, 117(4), 500–544.
  6. Hubel, D. H., & Wiesel, T. N. (1962). Receptive fields, binocular interaction and functional architecture in the cat's visual cortex. Journal of Physiology, 160(1), 106–154.
  7. Eriksson, P. S., et al. (1998). Neurogenesis in the adult human hippocampus. Nature Medicine, 4(11), 1313–1317.
  8. Azevedo, F. A. C., et al. (2009). Equal numbers of neuronal and nonneuronal cells make the human brain an isometrically scaled-up primate brain. Journal of Comparative Neurology, 513(5), 532–541.
  9. Kandel, E. R., Koester, J. D., Mack, S. H., & Siegelbaum, S. A. (Eds.). (2021). Principles of Neural Science (6th ed.). New York: McGraw-Hill.

この理論を使ったレポート・資料(韓国語)

この理論だけを扱った資料はまだありませんが、CampusDown 資料室(韓国語)で関連レポートを検索できます。

レポートをもっと探す・「뉴런」の検索結果 →
アセチルコリン最初に発見された神経伝達物質アセチルコリンが筋収縮、心拍、記憶や注意で果たす役割、レーヴィのカエル心臓実験、ニコチン性・ムスカリン性受容体、アルツハイマー病治療薬と神経毒の仕組みをまとめます。🩺 看護・保健学神経可塑性神経可塑性(脳の可塑性)の意味、1949年のドナルド・ヘブ「ともに発火すればともにつながる」、ヒューベルとウィーゼルの臨界期研究、2000年のロンドンのタクシー運転手の海馬研究、脳卒中リハビリと大人の学習への示唆、過大な「脳トレ」宣伝までまとめます。🧠 心理学ミラーニューロンミラーニューロンの意味と1990年代のリゾラッティらによるサルでの発見、ヒトでの証拠、模倣・共感・言語進化との関連仮説、「壊れた鏡」自閉症仮説への批判と過大評価の論争をまとめました。🧠 心理学ドーパミンドーパミンの正体と1957年のカールソンによる発見、パーキンソン病・統合失調症・ADHDとの関係、快楽ではなく「予測誤差」と意欲のシグナルだという現在の理解、「ドーパミン中毒」や「ドーパミン断ち」が誇張である理由をまとめます。🩺 看護・保健学てんかんてんかんの意味と、ヒポクラテスによる「神聖病」否定、1929年ハンス・ベルガーの脳波(EEG)、2014年ILAEの実用的定義と発作分類、抗てんかん薬と手術、発作を目撃したときの応急手当を解説します。🩺 看護・保健学ワーキングメモリワーキングメモリの意味と短期記憶との違い、バドリーとヒッチのモデル(音韻ループ・視空間スケッチパッド・中央実行系・エピソード・バッファ)、7±2と4±1の容量、学習やADHDとの関係、トレーニング効果の研究をまとめました。🧠 心理学

あわせて読みたい理論

最新記事すべて見る ›

大学の勉強・課題に役立つ新着記事(韓国語)

この記事は2026年10月26日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。