CampusDownWiki
累計引用 10,496한국어KO 2,688EnglishEN 5,587日本語JA 745中文ZH 1,476
CampusDown(韓国語)↗
日本語

クォーク

🔬 自然科学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
クォークは陽子や中性子などのハドロンを構成する素粒子で、6種類の「フレーバー」があり、強い力によって結びついています。
目次
  1. 1. 名前と提唱
  2. 2. 発見と6つのフレーバー
  3. 3. 色荷と閉じ込め
  4. 4. よくある質問
  5. 5. 参考文献

名前と提唱

1950〜60年代、加速器から数百種類もの新粒子が見つかり、物理学者はそれらを整理する規則を必要としていました。1961年にマレー・ゲルマンとユヴァル・ネーマンはSU(3)対称性による分類「八道説」を示し、1964年にはゲルマンとジョージ・ツワイクがそれぞれ独立に、陽子や中性子はさらに小さな構成要素からなると提唱しました。ゲルマンはジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』の一節「Three quarks for Muster Mark!」から「クォーク」と名づけました。電荷が1/3単位であることから、当初は実在ではなく計算上の道具とみなす人も少なくありませんでした。

発見と6つのフレーバー

1968年、米国SLACで電子を陽子にぶつける深非弾性散乱実験が行われ、陽子内部の点状の粒にはね返される様子が確認されました(1990年ノーベル賞)。1974年11月にはブルックヘブンとSLACの2チームがチャームクォークを含むJ/ψ粒子を同時に発見し、「11月革命」と呼ばれました。1973年に小林誠と益川敏英が3世代6種類のクォークを予言しており(2008年ノーベル賞)、1977年にボトム、1995年にフェルミ研究所で最も重いトップクォークが見つかり、すべてがそろいました。クォークはレプトンとともに標準模型の物質粒子をなし、それぞれに反物質の相棒である反クォークがあります。質量の一部はヒッグス場との相互作用から生まれます。

クォーク電荷質量提唱・発見
アップ+2/3~2.2 MeV1964
ダウン−1/3~4.7 MeV1964
チャーム+2/3~1.27 GeV1974
ストレンジ−1/3~95 MeV1964
トップ+2/3~173 GeV1995
ボトム−1/3~4.18 GeV1977

色荷と閉じ込め

クォークは電荷のほかに「色荷」(赤・緑・青。実際の色とは無関係)を持ち、グルーオンをやり取りする強い相互作用で結ばれています。これを記述する量子色力学(QCD)は、1973年にグロス、ウィルチェック、ポリツァーが発見した「漸近的自由性」、つまりクォーク同士が近いほど力が弱まる性質によって完成しました(2004年ノーベル賞)。逆に離れるほど力が強くなるため、クォークを引き離そうとするとそのエネルギーで新たなクォーク対が生まれ、クォークは単独では決して観測されません(閉じ込め)。陽子の質量の大部分は、クォーク自体ではなくこの結合エネルギーに由来します。ビッグバン直後に存在したクォーク・グルーオン・プラズマは、2000年代にRHICやLHCの重イオン衝突で再現されました。

よくある質問

陽子はどのクォークでできていますか?
アップクォーク2個とダウンクォーク1個(uud)です。中性子はアップ1個とダウン2個(udd)で、電荷を足すとそれぞれ+1と0になります。
クォークより小さな粒子はありますか?
現在の実験精度では、クォークは内部構造を持たない点状の粒子に見えます。さらに基本的な構成要素があるという仮説もありますが、証拠はありません。

出典確認日:2026-10-26

参考文献

  1. Gell-Mann, M. (1964). A schematic model of baryons and mesons. Physics Letters, 8(3), 214–215.
  2. Zweig, G. (1964). An SU(3) model for strong interaction symmetry and its breaking. CERN Report 8182/TH.401.
  3. Bloom, E. D., et al. (1969). High-energy inelastic e–p scattering at 6° and 10°. Physical Review Letters, 23(16), 930–934.
  4. Gross, D. J., & Wilczek, F. (1973). Ultraviolet behavior of non-abelian gauge theories. Physical Review Letters, 30(26), 1343–1346.
  5. Politzer, H. D. (1973). Reliable perturbative results for strong interactions? Physical Review Letters, 30(26), 1346–1349.
  6. Aubert, J. J., et al. (1974). Experimental observation of a heavy particle J. Physical Review Letters, 33(23), 1404–1406.
  7. CDF Collaboration (Abe, F., et al.). (1995). Observation of top quark production in p̄p collisions. Physical Review Letters, 74(14), 2626–2631.
  8. Joyce, J. (1939). Finnegans Wake. London: Faber and Faber.
  9. Particle Data Group (Navas, S., et al.). (2024). Review of Particle Physics. Physical Review D, 110, 030001.

この理論を使ったレポート・資料(韓国語)

この理論だけを扱った資料はまだありませんが、CampusDown 資料室(韓国語)で関連レポートを検索できます。

レポートをもっと探す・「쿼크」の検索結果 →
標準模型物質をつくるクォーク・レプトン、力を伝えるゲージ粒子、ヒッグス粒子までの17種類の素粒子で世界を説明する標準模型を表で整理し、1960〜70年代の完成過程と重力や暗黒物質を説明できない限界を解説します。🔬 自然科学ヒッグス粒子ヒッグス粒子とヒッグス場の意味、1964年のヒッグス、アングレール、ブルーらによる予言、「神の粒子」という呼び名の由来、2012年7月4日のCERN・LHCでのATLASとCMSによる発見と2013年のノーベル賞、残された謎をまとめます。🔬 自然科学反物質電荷が逆の反粒子からなる反物質の意味、1928年のディラックの予言と1932年のアンダーソンによる陽電子発見、物質と出会ってエネルギーに変わる対消滅、PET検査での利用、CERNの反水素実験と「なぜ宇宙には物質だけが残ったか」までまとめます。🔬 自然科学量子力学原子や光のようなミクロの世界を説明する量子力学の基本概念(量子化、波と粒子の二重性、重ね合わせ、量子もつれ)、プランクからハイゼンベルクまでの歴史、コペンハーゲン解釈をめぐる論争、半導体・レーザー・量子コンピュータへの応用をまとめます。🔬 自然科学核融合軽い原子核が合体してエネルギーを出す核融合のしくみ(E=mc²)、1939年のベーテによる恒星エネルギー理論、トカマク方式とレーザー方式、韓国KSTARの記録、2022年のNIF点火とITERの日程をまとめます。🔬 自然科学

あわせて読みたい理論

最新記事すべて見る ›

大学の勉強・課題に役立つ新着記事(韓国語)

この記事は2026年10月26日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。