アチュリーの引退6段階
アチュリーは引退を出来事ではなく過程と捉え、①引退前期、②ハネムーン期(解放感)、③幻滅期(虚脱感・落ち込み)、④再方向づけ期、⑤安定期、⑥終結期(病気などで引退者役割を失う)に分けました。誰もが順番どおりすべてを経験するわけではありません。
適応を説明する視点
役割理論は、仕事の役割を失うことがアイデンティティの危機につながると考えます。継続性理論は以前の生活様式や人間関係を続けるほど適応しやすいとし、活動理論は新しい役割や活動を重視します。近年の研究では健康、経済力、夫婦関係、引退が自発的かどうかが大きいとされます。老化理論もあわせてどうぞ。
よくある質問
- 幻滅期は必ず来る?
- いいえ。準備が整っていたり自ら望んだ引退だったりすると、ほとんど経験しない人もいます。
- 適応に一番大事なことは?
- 健康、経済的安定、人間関係、そして引退が自発的だったかどうかです。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- Atchley, R. C. (1976). The Sociology of Retirement. Cambridge, MA: Schenkman.
- Wang, M., & Shi, J. (2014). Psychological research on retirement. Annual Review of Psychology, 65, 209–233.
- Cumming, E., & Henry, W. E. (1961). Growing Old: The Process of Disengagement. Basic Books.
