関節リウマチとは?
関節リウマチは、関節を包む滑膜に慢性の炎症が起き、軟骨や骨が壊れていく自己免疫疾患です。日本の患者数は約80万人とされ、30〜50代の女性に多く、喫煙は代表的な危険因子です。
変形性関節症との違いは?
| 関節リウマチ | 変形性関節症 | |
|---|---|---|
| 原因 | 自己免疫による炎症 | 軟骨のすり減り |
| 主な部位 | 手指・手首の小関節、左右対称 | 膝・股関節など |
| 朝のこわばり | 1時間以上 | 30分以内 |
| 血液検査 | RF・抗CCP抗体陽性、CRP上昇 | 通常は正常 |
2010年ACR/EULAR分類基準で、関節の数、抗体、炎症反応、症状の期間を点数化して評価します。変形性関節症も参照。
治療は?
診断後できるだけ早くメトトレキサートなどの抗リウマチ薬を始め、効果が不十分なら生物学的製剤やJAK阻害薬を加えます。寛解を目標に治療を調整する「T2T(目標達成に向けた治療)」が基本です。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 遺伝しますか?
- 遺伝的な素因はありますが、直接遺伝する病気ではありません。
- 運動してもいい?
- 炎症が落ち着いていれば、ウォーキングや水中運動など関節に負担の少ない運動がすすめられます。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Aletaha, D., Neogi, T., Silman, A. J., et al. (2010). 2010 rheumatoid arthritis classification criteria. Arthritis & Rheumatism, 62(9), 2569–2581.
- Smolen, J. S., Aletaha, D., & McInnes, I. B. (2016). Rheumatoid arthritis. The Lancet, 388(10055), 2023–2038.
