歴史と種類
「アフタ」はギリシャ語で「燃える」を意味し、ヒポクラテスが口の中のひりひりする潰瘍を指して使った言葉です。人口の約20%が経験する再発性アフタ性口内炎は、縁が赤く中央が白い1cm未満の丸い潰瘍で、1〜2週間で自然に治ります。唇や歯ぐきに水ぶくれが集まるなら単純ヘルペスによるヘルペス性口内炎、アフタが頻繁で目・皮膚・陰部の症状も伴うならベーチェット病が疑われます。
原因
正確な原因は不明ですが、免疫反応の異常に疲労、ストレス、睡眠不足、歯ブラシや頬を噛むなどの傷、月経周期が重なると起こりやすくなります。鉄・ビタミンB12・葉酸の不足や鉄欠乏性貧血、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)入り歯みがき剤との関連も報告されています。
治療とケア
多くは自然に治りますが、痛みを和らげ治りを早めるためにステロイド軟膏、殺菌うがい薬、保護パッチを使います。辛い・しょっぱい・熱い食べ物や酒・たばこを避け、よく眠ることも大切です。2週間以上治らない、大きくて痛まない、年に何度も繰り返す場合は、口腔がんや全身疾患を確かめるため受診しましょう。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 口内炎はうつる?
- アフタ性はうつりませんが、ヘルペス性口内炎は唾液や接触でうつることがあります。
- ビタミンで予防できる?
- 不足している人には役立つことがありますが、不足がなければ効果ははっきりしません。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- Scully, C., & Porter, S. (2008). Oral mucosal disease: Recurrent aphthous stomatitis. British Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, 46(3), 198–206.
- Edgar, N. R., Saleh, D., & Miller, R. A. (2017). Recurrent aphthous stomatitis: A review. Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology, 10(3), 26–36.
- 질병관리청 국가건강정보포털. (2024). 구내염.
