痔核とは?
痔核は、肛門のクッションの役割をする血管組織がうっ血して腫れ、出血や脱出を起こす病気です。「痔」には痔核・裂肛(切れ痔)・痔ろうがありますが、痔核が最も多くみられます。便秘、トイレでの長いいきみ、長時間の座り仕事、妊娠などが原因になります。
内痔核と外痔核の違いは?
内痔核は痛みが少なく、排便時に鮮やかな赤い血が出ることが特徴で、脱出の程度でⅠ〜Ⅳ度に分けます。肛門の外側にできる外痔核は、血栓ができると急に硬いしこりと強い痛みが出ます。出血は大腸ポリープや大腸がんでも起こるため、40歳以上や便通の変化がある場合は大腸内視鏡検査を受けましょう。
治療と生活の工夫
軽症は食物繊維と水分をとり、入浴で温め、排便時間を短くするなど生活改善と軟膏・坐薬で治療します。脱出する内痔核には日本で普及しているジオン注射(ALTA療法)やゴム輪結紮、重症例には結紮切除術が行われます。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- 自然に治りますか?
- 軽い痔核は生活改善で症状が治まることが多いです。脱出が強い場合は処置が必要です。
- 出血したら痔と考えていい?
- いいえ。大腸がんなどの可能性もあるため、繰り返すなら受診しましょう。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Lohsiriwat, V. (2012). Hemorrhoids: From basic pathophysiology to clinical management. World Journal of Gastroenterology, 18(17), 2009–2017.
- Davis, B. R., Lee-Kong, S. A., Migaly, J., et al. (2018). The American Society of Colon and Rectal Surgeons clinical practice guidelines for the management of hemorrhoids. Diseases of the Colon & Rectum, 61(3), 284–292.
