PBRとは?
PBRは株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)で求めます。純資産は資産から負債を引いた自己資本で、会社を解散したとき株主に残る帳簿上の価値です。
PBR1倍割れの意味
PBRが1倍未満なら、市場は会社を解散価値より低く評価しています。資産の実際の価値への疑い、資本コストを下回る低いROE、株主還元の少なさなどが背景です。日本では上場企業の多くが1倍割れだったことから、東証が2023年に「資本コストや株価を意識した経営」を要請しました。学術的には、PBRの低いバリュー株が長期的に高いリターンを示したファーマ=フレンチ(1992)の研究が有名です。
見るときの注意点
ブランドや技術など無形資産が大きい企業は純資産が小さくPBRが高く出ます。銀行・保険・製造業など資産中心の業種で特に有用で、PERやROEと組み合わせて判断します。
よくある質問
- 低PBR株は買い?
- PBRだけでは不十分です。ROEの改善や配当・自社株買いの方針も確認しましょう。
- PERとPBRはどちらが重要?
- 業種によります。利益が安定した企業はPER、資産中心の企業はPBRが参考になります。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Fama, E. F., & French, K. R. (1992). The cross-section of expected stock returns. Journal of Finance, 47(2), 427–465.
