ROEとは?
ROEは当期純利益 ÷ 自己資本 × 100で求めます。自己資本1,000億円で純利益150億円ならROEは15%です。株主から見て「自分のお金がどれだけ効率よく増えているか」を表します。
デュポン分析で分解すると?
| 要素 | 計算 | 意味 |
|---|---|---|
| 売上高純利益率 | 純利益 ÷ 売上高 | どれだけ利益を残せるか |
| 総資産回転率 | 売上高 ÷ 総資産 | 資産をどれだけ効率よく使うか |
| 財務レバレッジ | 総資産 ÷ 自己資本 | 借入をどれだけ活用するか |
同じROE15%でも、高マージンのブランド企業、回転の速い小売業、借入の多い銀行では中身がまったく違います。
ROEの目安と注意点
2014年の伊藤レポートは日本企業にROE8%以上を求め、資本コストを上回る経営を促しました。ただし借入を増やしたり自社株買いで自己資本を減らしたりするとROEは見かけ上高くなるため、レバレッジやROA・ROICもあわせて確認します。PBR=PER×ROEの関係も覚えておきましょう。
よくある質問
- ROEが高いほど良い会社?
- 一時的な利益や過大な借入で高くなっている場合もあるため、数年の推移と財務の健全性を確認しましょう。
- ROEがマイナスとは?
- 赤字であることを示します。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Penman, S. H. (2013). Financial statement analysis and security valuation (5th ed.). McGraw-Hill.
- Soliman, M. T. (2008). The use of DuPont analysis by market participants. The Accounting Review, 83(3), 823–853.
