AIDAモデルとは
AIDAモデルとは、消費者が広告や販売のメッセージにふれてから、注意(Attention)・関心(Interest)・欲求(Desire)・行動(Action)の4つの段階を順にへて購入にいたると考えるモデルです。19世紀末にアメリカの広告人E・セント・エルモ・ルイスが提唱したとされ、1925年に心理学者E・K・ストロングが論文「Theories of selling」で整理したことで広まりました。
📌 ひと目でわかる
- A
- Attention(注意):目にとまる
- I
- Interest(関心):興味をもつ
- D
- Desire(欲求):ほしいと思う
- A
- Action(行動):買う・申し込む
段階ごとの例
| 段階 | ねらい | 広告・LPでの例 |
|---|---|---|
| 注意 | スクロールの手を止めてもらう | 強い見出し、目をひく画像 |
| 関心 | 読みすすめてもらう | 「こんなお悩みありませんか?」という共感、意外な数字 |
| 欲求 | 自分にも必要だと感じてもらう | 使用前後の変化、口コミ、比較表 |
| 行動 | いま行動してもらう | わかりやすいボタン、期間限定の特典 |
よくできた広告なのに、なぜ売上につながらないのでしょうか。AIDAで考えると、どの段階で止まっているのかを見きわめられます。クリックはされるのにすぐ離脱されるなら「関心」が、カートに入れたまま買われないなら「行動」が弱い、という具合です。そのためAIDAは、広告コピーだけでなく、マーケティングファネルを分析する基本の型としても使われています。
日本でよく使われる派生モデル
| モデル | 段階 | 特徴 |
|---|---|---|
| AIDMA(アイドマ) | 注意→関心→欲求→記憶(Memory)→行動 | 1920年代にアメリカのローランド・ホールが提唱したとされ、日本の広告・販売の教科書で定番 |
| AISAS(アイサス) | 注意→関心→検索(Search)→行動→共有(Share) | 電通が提唱した、インターネット時代の購買行動モデル |
| 効果階層モデル(1961) | 認知→知識→好意→選好→確信→購買 | ラヴィッジとスタイナーが提唱 |
限界と使い方
実際の消費者は、段階をとばしたり行きつ戻りつしたりしますし、衝動買いのように欲求より先に行動が来ることもあります。購買意思決定と衝動買い、口コミマーケティング、IMCもあわせて見ると理解が深まります。プレゼンや志望動機でも、「つかみ→関心→必要性→提案」の順で組み立てると伝わりやすくなります。
よくある質問
- AIDAは何の略ですか?
- Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Action(行動)の頭文字です。
- AIDAとAIDMAのちがいは?
- AIDMAは、欲求と行動のあいだに記憶(Memory)の段階を加えたモデルです。
- AISASとは?
- 検索(Search)と共有(Share)を加え、インターネット時代の購買行動を説明するモデルです。
参考文献
- Strong, E. K. (1925). Theories of selling. Journal of Applied Psychology, 9(1), 75–86.
- Lavidge, R. J., & Steiner, G. A. (1961). A model for predictive measurements of advertising effectiveness. Journal of Marketing, 25(6), 59–62.
