狭心症とは?
狭心症は、冠動脈が動脈硬化で狭くなり、心臓がより多くの酸素を必要とする場面で血流が不足して起こる胸の痛みです。階段や坂道で胸の中央が締めつけられる・圧迫されるように感じ、休むと数分で治まるのが労作性狭心症です。日本人には血管のけいれんで夜間や早朝に起こる冠攣縮性狭心症も多くみられます。
心筋梗塞との違いは?
狭心症は血管が狭い状態、心筋梗塞は血管が詰まって心筋が壊死していく状態です。以前より軽い動作や安静時にも起こる、20分以上続くといった場合は不安定狭心症・心筋梗塞を疑い、すぐに119番してください。心電図、運動負荷試験、冠動脈CT、心臓カテーテル検査で診断します。
治療と予防
発作時のニトログリセリン舌下錠、アスピリン、スタチン、β遮断薬、カルシウム拮抗薬(冠攣縮性に有効)が基本で、狭窄が強ければステント治療(PCI)やバイパス手術を行います。禁煙と高血圧・糖尿病・LDLコレステロールの管理が予防の柱です。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- チクチクする胸の痛みは狭心症?
- 数秒のピンポイントの痛みは筋肉や神経のことが多いです。狭心症は広い範囲の圧迫感が特徴です。
- ステント後は薬をやめられる?
- いいえ。血栓予防薬やスタチンは続ける必要があります。
出典確認日:2026-10-25
参考文献
- Knuuti, J., Wijns, W., Saraste, A., et al. (2020). 2019 ESC guidelines for the diagnosis and management of chronic coronary syndromes. European Heart Journal, 41(3), 407–477.
- Virani, S. S., Newby, L. K., Arnold, S. V., et al. (2023). 2023 AHA/ACC multisociety guideline for the management of patients with chronic coronary disease. Circulation, 148(9), e9–e119.
