仕組み
韓国商法第461条により、取締役会は資本準備金や利益準備金を資本金に組み入れ、その分の新株を株主に配れます。1株に1株を割り当てれば株数は2倍になりますが、会社の財産は増えず、帳簿の数字が準備金から資本金へ移るだけです。
権利落ちと株価
権利落ち日には増えた株数の分だけ株価が理論的に下がり、時価総額は変わりません。それでも1984年、グリンブラット、マスリス、ティットマンは米国の株式配当や株式分割の発表時に株価が上がる傾向を確認しました。余力と自信のシグナルと解釈され、株価が下がって売買しやすくなる効果もあります。
注意点
韓国では無償増資の発表後に急騰し、権利落ち後に急落する例が多く投機の対象にもなります。有償増資と違い資金は入らず、株数増でEPSは小さくなります。価値そのものは変わらない点を忘れないでください。
よくある質問
- 無償増資は好材料?
- 企業価値は同じですが財務余力のサインと受け取られ、短期的に上がることが多いです。
- 株式分割との違いは?
- どちらも株数を増やしますが、無償増資は準備金を資本金に組み入れ、分割は1株の額面を分けます。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- 상법 제461조 (준비금의 자본전입).
- Grinblatt, M. S., Masulis, R. W., & Titman, S. (1984). The valuation effects of stock splits and stock dividends. Journal of Financial Economics, 13(4), 461–490.
- 한국거래소. (2024). 유가증권시장 공시규정.
