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中心極限定理

➗ 数学・統計 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
中心極限定理は、独立で同じ分布に従う標本の平均が、元の分布に関係なくサンプルサイズが大きくなるほど正規分布に近づくという定理です。
目次
  1. 1. わかりやすい例
  2. 2. なぜ重要か
  3. 3. よくある質問
  4. 4. 参考文献

わかりやすい例

サイコロを1個振ると1〜6が均等に出て、正規分布とはまったく違います。ところが30個振って平均をとることを何千回も繰り返すと、平均値は3.5を中心とした釣鐘型の正規分布になります。その散らばり(標準誤差)は元の標準偏差σを√nで割った値なので、サンプルを4倍にすると誤差は半分になります。

なぜ重要か

母集団の分布がわからなくても標本平均に正規分布を使えるため、信頼区間、t検定、p値の計算の多くの土台になっています。世論調査の「誤差±3ポイント」もこれに基づきます。n≥30は目安にすぎず、所得のように偏りが大きい分布ではもっと大きなサンプルが必要です。分散が無限のコーシー分布では成り立ちません。

よくある質問

データそのものが正規分布になる?
いいえ。正規分布に近づくのは標本平均の分布です。
サンプルは大きいほど良い?
誤差は√nに比例してしか減らず、偏った標本は大きくしても直りません。

出典確認日:2026-10-26

参考文献

  1. Fischer, H. (2011). A History of the Central Limit Theorem. Springer.
  2. Laplace, P.-S. (1812). Théorie analytique des probabilités.
  3. Wasserman, L. (2004). All of Statistics. Springer.

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この記事は2026年10月26日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。