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五十肩(肩関節周囲炎)

🩺 看護・保健学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
五十肩は、肩関節を包む関節包が厚く硬くなり、痛みとともに腕を上げる・回すといった動きがあらゆる方向で制限される病気です。医学的には凍結肩や癒着性関節包炎と呼ばれます。
目次
  1. 1. 五十肩とは
  2. 2. どのように経過するのか?
  3. 3. 腱板断裂とは何が違うのか?
  4. 4. 治療とケア
  5. 5. よくある質問
  6. 6. 参考文献

五十肩とは

五十肩は通称で、医学的には癒着性関節包炎や凍結肩(フローズンショルダー)と呼ばれます。肩関節を包む関節包に炎症と線維化が起こって厚く硬くなり、痛みと関節の動きの制限が同時に現れます。40〜60代、女性、糖尿病や甲状腺疾患のある人に多く見られます(Neviaser & Neviaser, 2011)。

この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。

どのように経過するのか?

病期特徴
炎症期(疼痛期)夜間に強まる痛み、動きが徐々に狭くなる
拘縮期痛みは和らぐが肩が固まり、着替えや洗髪が難しい
回復期動きが少しずつ戻る

全体の経過は通常1〜3年で、動きの制限が一部残ることもあります。

腱板断裂とは何が違うのか?

どちらも肩が痛みますが、五十肩は他人に腕を動かしてもらっても(他動運動)あらゆる方向で固まっています。一方、腱板断裂は自分では上げにくくても、他人が持ち上げると比較的よく上がることが多いです。正確な区別は診察と画像検査で行います。姿勢による首・肩の痛みについてはストレートネックも参照してください。

治療とケア

米国の理学療法ガイドライン(Kelley ほか, 2013)は、痛みを和らげる関節内ステロイド注射とともに、痛みの程度に合わせたストレッチ・可動域訓練と患者教育を推奨しています。痛みが強い時期の無理なストレッチはかえって悪化させることがあります。長く改善しない場合は、麻酔下での授動術や関節鏡による関節包切離術を検討することもあります。

よくある質問

五十肩は放っておけば治りますか?
時間とともに良くなることが多いものの、1〜3年かかり、動きが十分に戻らないこともあります。診断を受け、病期に合った治療を受けるのが望ましいです。
20〜30代でも五十肩になりますか?
まれですが起こりえます。若い世代の肩の痛みは腱板の問題やインピンジメントのことも多いため、受診が必要です。

出典確認日:2026-10-25

参考文献

  1. Neviaser, A. S., & Neviaser, R. J. (2011). Adhesive capsulitis of the shoulder. Journal of the American Academy of Orthopaedic Surgeons, 19(9), 536–542.
  2. Kelley, M. J., Shaffer, M. A., Kuhn, J. E., et al. (2013). Shoulder pain and mobility deficits: Adhesive capsulitis. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy, 43(5), A1–A31.

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この記事は2026年10月25日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。