どう働くの?
目から入った光の情報が体内時計(視交叉上核)を経て松果体に伝わり、夜暗くなるとメラトニンが増えて眠気と体温低下をもたらします。夜にスマホなどの明るい光を浴びると分泌が抑えられ、体内時計が後ろにずれやすくなります。メラトニンは「睡眠薬」というより、体内時計に時刻を伝える合図に近い存在です。
効果と注意点
メタ分析では不眠症で寝つくまでの時間を平均7分ほど短くする程度ですが、時差ぼけや夜型の睡眠相後退には役立ちます。日本ではメラトニンは医薬品成分のため食品として販売できず、類似の働きをもつラメルテオン(ロゼレム)などが処方されます。個人輸入品は表示と含有量が大きく違う例が報告されているので注意しましょう。
この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。
よくある質問
- たくさん飲むほどよく眠れますか?
- いいえ。少量で十分なことが多く、多すぎると翌日の眠気が増えることがあります。
- いつ飲むのがいいですか?
- 一般に寝る1〜2時間前。時差ぼけでは現地の就寝時刻に合わせます。
出典確認日:2026-10-26
参考文献
- Ferracioli-Oda, E., Qawasmi, A., & Bloch, M. H. (2013). Meta-analysis: Melatonin for the treatment of primary sleep disorders. PLoS ONE, 8(5), e63773.
- Herxheimer, A., & Petrie, K. J. (2002). Melatonin for the prevention and treatment of jet lag. Cochrane Database of Systematic Reviews, (2), CD001520.
- National Center for Complementary and Integrative Health. Melatonin: What You Need To Know. NIH.
