CampusDownWiki
累計引用 10,504한국어KO 2,688EnglishEN 5,587日本語JA 747中文ZH 1,482
CampusDown(韓国語)↗
日本語

夢

🩺 看護・保健学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
夢は眠っている間に体験する生々しい知覚・感情・物語の体験で、おもにレム睡眠中に長く鮮明に現れますが、ほかの睡眠段階でも見ることがあります。
目次
  1. 1. 神のお告げから無意識へ
  2. 2. レム睡眠の発見と脳科学
  3. 3. 明晰夢、悪夢、そして睡眠の健康
  4. 4. よくある質問
  5. 5. 参考文献

神のお告げから無意識へ

古代メソポタミアやエジプトには夢占いの書があり、『旧約聖書』のヨセフや日本の初夢・夢枕のように、夢は長く未来を告げるしるしと考えられてきました。2世紀ギリシャのアルテミドロスは夢判断の書『夢判断の書(オネイロクリティカ)』を残しました。1900年、ジークムント・フロイトは『夢判断』で、夢は抑圧された願望が変装して現れる「無意識への王道」だと主張し、カール・ユングは夢に集合的無意識の象徴が現れると考えました。これらの理論は文化に大きな影響を残しましたが、科学的に検証するのは難しいものです。1966年、カルヴィン・ホールとロバート・ヴァン・デ・キャッスルは数千の夢の報告を体系的に分類し、夢の内容が日ごろの心配や関心事とつながっていることが多いという「連続性」を示しました。

レム睡眠の発見と脳科学

1953年、シカゴ大学のユージン・アセリンスキーとナサニエル・クライトマンは、眠っている人の目が周期的にすばやく動くレム睡眠を発見しました。1957年、ウィリアム・デメントとクライトマンは、レム睡眠中に起こされた人がはるかに多く夢を報告することを示し、脳波で夢を研究する道を開きました。1977年、アラン・ホブソンとロバート・マッカーリーは、脳幹がランダムな信号を送り、大脳がそれを物語に編み上げるという「活性化・合成仮説」を出しました。2000年にアンティ・レヴォンスオは、夢は脅威の場面を前もって練習する働きをもつという進化的仮説を提案しましたが、記憶の整理や感情の処理など、夢の機能をめぐる説はいまも競い合っています。2013年、ATRの神谷之康らは入眠直後の脳活動から夢に出てきた物の種類をある程度言い当て、2017年の研究はノンレム睡眠でも大脳後部の「ホットゾーン」の活動が夢と関係することを示しました。

明晰夢、悪夢、そして睡眠の健康

1981年、スティーブン・ラバージらは夢の中から前もって決めた目の動きで合図を送り、夢を見ながら夢だと分かる「明晰夢」が実在することを証明しました。だれでもときには悪夢を見ますが、悪夢がたびたび続いて眠れず、日中の生活がつらいなら悪夢障害かもしれません。PTSDやうつ病、不眠症とともに現れることもあり、起きているときに夢の結末を書きかえて練習する「イメージリハーサル療法」が有効だとされています。夢の中で叫んだり大きく体を動かしたりする場合は、レム睡眠行動障害の可能性があるので受診が必要です。夢占いは楽しむのはよくても、科学的な根拠はありません。睡眠の問題が続くときは睡眠の専門医に相談してください。

この記事は一般的な健康情報であり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医師に相談してください。

よくある質問

夢を覚えていない人は夢を見ていないの?
ほとんどの人は夢を見ていますが、目覚めるとすぐに忘れてしまいます。レム睡眠中やその直後に目覚めると思い出しやすく、起きてすぐ書き留めるとよく覚えていられます。
夢は白黒?カラー?
ほとんどの人はカラーの夢を見ると報告します。白黒テレビで育った世代では白黒の夢の報告が多かったという研究もあり、経験が夢の見え方に影響するのかもしれません。

出典確認日:2026-10-26

参考文献

  1. Freud, S. (1900). Die Traumdeutung. Leipzig und Wien: Franz Deuticke.
  2. Aserinsky, E., & Kleitman, N. (1953). Regularly occurring periods of eye motility, and concomitant phenomena, during sleep. Science, 118(3062), 273–274.
  3. Dement, W., & Kleitman, N. (1957). The relation of eye movements during sleep to dream activity: An objective method for the study of dreaming. Journal of Experimental Psychology, 53(5), 339–346.
  4. Hall, C. S., & Van de Castle, R. L. (1966). The Content Analysis of Dreams. New York: Appleton-Century-Crofts.
  5. Hobson, J. A., & McCarley, R. W. (1977). The brain as a dream state generator: An activation-synthesis hypothesis of the dream process. American Journal of Psychiatry, 134(12), 1335–1348.
  6. LaBerge, S. P., Nagel, L. E., Dement, W. C., & Zarcone, V. P. (1981). Lucid dreaming verified by volitional communication during REM sleep. Perceptual and Motor Skills, 52(3), 727–732.
  7. Revonsuo, A. (2000). The reinterpretation of dreams: An evolutionary hypothesis of the function of dreaming. Behavioral and Brain Sciences, 23(6), 877–901.
  8. Aurora, R. N., et al. (2010). Best practice guide for the treatment of nightmare disorder in adults. Journal of Clinical Sleep Medicine, 6(4), 389–401.
  9. Horikawa, T., Tamaki, M., Miyawaki, Y., & Kamitani, Y. (2013). Neural decoding of visual imagery during sleep. Science, 340(6132), 639–642.
  10. Siclari, F., et al. (2017). The neural correlates of dreaming. Nature Neuroscience, 20(6), 872–878.

この理論を使ったレポート・資料(韓国語)

この理論だけを扱った資料はまだありませんが、CampusDown 資料室(韓国語)で関連レポートを検索できます。

レポートをもっと探す・「꿈」の検索結果 →
レム睡眠眼球がすばやく動き夢を見るレム睡眠の発見(1953年)、一晩に繰り返す約90分の周期とノンレム睡眠の段階、記憶や感情の処理、金縛りとレム睡眠行動障害、お酒や薬の影響をまとめます。🩺 看護・保健学脳波脳の電気活動がつくる脳波の意味と仕組み、デルタ・シータ・アルファ・ベータ・ガンマ波の違い、ケイトンとハンス・ベルガーの発見、てんかん診断と睡眠段階の研究、ブレイン・コンピューター・インターフェース、ニューロフィードバックの根拠をまとめます。🩺 看護・保健学不眠症不眠症の症状、慢性不眠の基準(週3回以上・3か月以上)、原因、第一選択とされる不眠の認知行動療法(CBT-I)、睡眠薬の注意点、睡眠衛生を整理しました。🧠 心理学うつ病(大うつ病性障害)うつ病(大うつ病性障害)の概念の歴史(ヒポクラテスのメランコリーからDSMまで)、2週間以上続く9つの診断症状、モノアミン仮説とストレス脆弱性モデル、抗うつ薬と認知行動療法の効果、相談先をまとめました。🧠 心理学ワーキングメモリワーキングメモリの意味と短期記憶との違い、バドリーとヒッチのモデル(音韻ループ・視空間スケッチパッド・中央実行系・エピソード・バッファ)、7±2と4±1の容量、学習やADHDとの関係、トレーニング効果の研究をまとめました。🧠 心理学ニューロン脳と神経系をつくるニューロンの構造(樹状突起・細胞体・軸索)、電気信号である活動電位とシナプスの化学信号、ゴルジとカハールの論争、ホジキン・ハクスリーモデル、860億個という数、人工ニューラルネットワークとの関係をまとめます。🔬 自然科学

あわせて読みたい理論

最新記事すべて見る ›

大学の勉強・課題に役立つ新着記事(韓国語)

この記事は2026年10月26日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。