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キャノン=バード説

🧠 心理学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
要点:キャノン=バード説によれば、視床が脳と身体に同時に信号を送るため、私たちは恐怖を感じると同時に震えます。
目次
  1. 1. 背景
  2. 2. ジェームズ=ランゲ説への五つの反論
  3. 3. 主張と限界
  4. 4. 参考文献

背景

闘争・逃走反応で知られるハーバード大学の生理学者ウォルター・キャノンは、1927年にジェームズ=ランゲ説を批判し、弟子フィリップ・バードの動物研究とともに代案を示しました。

ジェームズ=ランゲ説への五つの反論

  • 内臓を脳から切り離しても情動行動はなくならない。
  • 内臓の変化は、異なる情動や情動以外の状態でも似ている。
  • 内臓は比較的鈍感である。
  • 内臓の変化は感情の源となるには遅すぎる。
  • 薬物で内臓の変化を引き起こしても本当の情動は生じない。

主張と限界

感覚入力は視床に届き、視床は大脳皮質(感じられる情動)と、自律神経系および筋肉(身体反応)に同時に信号を送ります。その後の研究で、視床よりも視床下部、扁桃体、辺縁系が重要であること、また身体からのフィードバックが実際に情動を形づくることが示され、この説は修正されてきました。

参考文献

  1. Cannon, W. B. (1927). The James-Lange theory of emotions: A critical examination and an alternative theory. American Journal of Psychology, 39, 106-124.
  2. Bard, P. (1928). A diencephalic mechanism for the expression of rage with special reference to the sympathetic nervous system. American Journal of Physiology, 84, 490-515.
  3. Dror, O. E. (2014). The Cannon-Bard thalamic theory of emotions: A brief genealogy and reappraisal. Emotion Review, 6(1), 13-20.

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この記事は2026年10月15日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。