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社会調査における面接法

👥 社会学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
ひとことで言うと、面接法は調査者が回答者と直接(または電話で)話し、質問して回答を記録することでデータを集める方法であり、質問がどの程度固定されているかによって構造化・半構造化・非構造化面接に分けられます。質問紙法、観察法とともに主要なデータ収集方法の一つです。
目次
  1. 1. 面接法とは
  2. 2. 構造化の程度による種類
  3. 3. 集団面接
  4. 4. 長所と短所
  5. 5. 面接技術と倫理
  6. 6. 参考文献

面接法とは

面接法は、面接者が回答者に質問し、その回答を記録するデータ収集方法です。量的研究では面接者が標準化された調査票を読み上げ、質的研究では面接者が回答者の経験や意味づけを深く聴き取ります。社会福祉調査においても基本的なデータ収集方法です。

構造化の程度による種類

  • 構造化(標準化)面接:質問の内容、順序、表現をあらかじめ決め、すべての回答者に同じように尋ねます。比較や統計分析が容易で信頼性が高い一方、柔軟性は低くなります。
  • 半構造化面接:主要な質問は決めておきますが、回答に応じて順序を変えたり追加の質問(プローブ)をしたりします。
  • 非構造化(深層)面接:テーマだけを決め、自由な会話を通じて回答者の視点を深く探ります。ルビンとルビン(2012)はこれを「会話のパートナー」との会話と表現しています。

集団面接

マートンとケンダル(1946)は、特定の経験(たとえばラジオ番組の聴取)をした人々に、その経験に焦点を当てて質問する焦点面接を提唱しました。これが、6〜10人ほどの参加者が司会者とともにテーマについて話し合う今日のフォーカスグループへと発展し、マーケティングや政策研究で広く使われています。

長所と短所

自記式の質問紙と比べると、面接は回答率が高く、文字を読むのが難しい人も参加でき、面接者が質問を説明したり掘り下げたりでき、表情などの非言語的情報も得られます。一方で、費用と時間がかかり、匿名性が弱いため回答者が繊細な質問に社会的に望ましい回答をしやすく、面接者の態度や特性が回答に影響する面接者効果が生じることがあります(Groves et al., 2009)。

面接技術と倫理

よい面接には、ラポールの形成、中立的な質問の言い回し、誘導質問の回避、適切なプロービング、正確な記録が欠かせません。クヴァールとブリンクマン(2009)は面接を知識をともに構築する過程とみなし、インフォームド・コンセント、守秘、回答者への影響といった倫理的配慮を強調しています。

参考文献

  1. Merton, R. K., & Kendall, P. L. (1946). The focused interview. American Journal of Sociology, 51(6), 541-557.
  2. Kvale, S., & Brinkmann, S. (2009). InterViews: Learning the Craft of Qualitative Research Interviewing (2nd ed.). Sage.
  3. Rubin, H. J., & Rubin, I. S. (2012). Qualitative Interviewing: The Art of Hearing Data (3rd ed.). Sage.
  4. Groves, R. M., Fowler, F. J., Couper, M. P., Lepkowski, J. M., Singer, E., & Tourangeau, R. (2009). Survey Methodology (2nd ed.). Wiley.
  5. Babbie, E. (2016). The Practice of Social Research (14th ed.). Cengage Learning.

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この記事は2026年10月15日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。