概念
多国籍企業は伝統的に、本国の製品を現地市場に合わせて改良するグローカリゼーションを行ってきました。2009年のハーバード・ビジネス・レビュー論文で、イメルト、ゴビンダラジャン、トリンブルは、新興国市場向けにゼロから設計され、その後先進国へ逆流する製品について述べました。
それを生む5つの格差
- 性能の格差:非常に低価格で十分な性能
- インフラの格差
- 持続可能性の格差
- 規制の格差
- 嗜好の格差
事例
- GEの携帯型心電計:インドの農村向けの低価格機器が、後に米国の診療所で使われるようになりました。
- GEの携帯型超音波診断装置:中国で開発されたノートPC型の装置が欧米の救急室に広がりました。
示唆
企業には、実質的な開発の自律性をもつ現地成長チームが必要です。低価格製品は既存製品を共食いしうるため、この考え方は破壊的イノベーションと結びつきます。
参考文献
- Immelt, J. R., Govindarajan, V., & Trimble, C. (2009). How GE is disrupting itself. Harvard Business Review, 87(10), 56-65.
- Govindarajan, V., & Trimble, C. (2012). Reverse Innovation: Create Far from Home, Win Everywhere. Harvard Business Review Press.
- Govindarajan, V., & Ramamurti, R. (2011). Reverse innovation, emerging markets, and global strategy. Global Strategy Journal, 1(3-4), 191-205.