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測定誤差と不確かさ

➗ 数学・統計 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
要点:測定誤差は測定値と真の値との差であり、不確かさは真の値が分からないときに結果の疑わしさを定量化したものです。結果は「値 ± 不確かさ」の形で報告します。
目次
  1. 1. 誤差の種類
  2. 2. 正確さと精密さ
  3. 3. 不確かさ(GUM)
  4. 4. 誤差の伝播
  5. 5. 参考文献

誤差の種類

  • 系統誤差:一方向への一貫した偏り(ゼロ点のずれ、未校正の機器、視差)。繰り返しでは減らず、校正によって減らします。
  • 偶然誤差:予測できないばらつきで、繰り返し測定の平均をとることで減ります(標準誤差 = s/√n)。
  • 過失誤差:目盛りの読み違いなど人的なミス。

正確さと精密さ

正確さは真の値への近さ(系統誤差と関連)、精密さは繰り返し測定値どうしの近さ(偶然誤差と関連)です。的の中心から離れた所にまとまった着弾は、精密だが正確ではありません。

不確かさ(GUM)

  • A類:繰り返し測定の統計的解析による評価。
  • B類:仕様や分解能などその他の情報による評価。分解能dのデジタル表示は d/(2√3) を寄与します。
  • 合成標準不確かさ:各成分の二乗和の平方根。
  • 拡張不確かさ:U = k·uc。通常 k = 2(約95%の包含)。

誤差の伝播

独立な量の和と差では絶対不確かさを二乗和で合成し、積と商では相対不確かさを二乗和で合成します。例えば q = xy なら (δq/q)² = (δx/x)² + (δy/y)² です。結果は不確かさの桁に合わせて丸めます。区分求積法のように面積や体積を分割して近似する場合は、その近似誤差も考慮しなければなりません。

参考文献

  1. JCGM 100:2008. Evaluation of measurement data: Guide to the expression of uncertainty in measurement (GUM). BIPM.
  2. Taylor, J. R. (1997). An Introduction to Error Analysis (2nd ed.). University Science Books.
  3. JCGM 200:2012. International Vocabulary of Metrology (VIM) (3rd ed.). BIPM.
  4. Bevington, P. R., & Robinson, D. K. (2003). Data Reduction and Error Analysis for the Physical Sciences (3rd ed.). McGraw-Hill.

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この記事は2026年10月15日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。