背景
1970年代に石油危機とスタグフレーションがケインズ主義的福祉国家を襲うと、ハイエクの『隷属への道』(1944)とフリードマンの『資本主義と自由』(1962)に由来する新自由主義の思想が勢いを得ました。ジョージとワイルディングの類型では、反集合主義のニューライトにあたります。
主な主張
- 高い福祉支出と税は、働く意欲と投資の意欲を弱める。
- 普遍的給付は依存とモラルハザードを生むため、資力調査による選別が望ましい。
- 効率を高めるため、公共サービスは民営化または市場化すべきである。
- 給付は就労義務と結びつけるべきである(ワークフェア)。
評価
支持者は財政規律と効率をもたらしたと評価し、批判者は不平等と貧困の拡大、不安定雇用、公共圏の弱体化の原因とみます。のちにギデンズの第三の道が中間の道を模索しました。
関連項目: 第三の道(ギデンズ)
参考文献
- Hayek, F. A. (1944). The Road to Serfdom. Routledge.
- Friedman, M. (1962). Capitalism and Freedom. University of Chicago Press.
- George, V., & Wilding, P. (1994). Welfare and Ideology. Harvester Wheatsheaf.
- Harvey, D. (2005). A Brief History of Neoliberalism. Oxford University Press.