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過敏反応(4つの型)

🩺 看護・保健学 執筆 CampusDown ウィキ編集部 最終更新
ひとことで言うと、過敏反応とは、免疫反応が過剰または誤った方向に働き、自分の組織を傷つけることです。ゲルとクームスはこれをメカニズムによって、I型(即時型)、II型(細胞傷害型)、III型(免疫複合体型)、IV型(遅延型)に分類しました。I〜III型は抗体が、IV型はT細胞が介在します。
目次
  1. 1. I型:即時型過敏反応
  2. 2. II型:細胞傷害型過敏反応
  3. 3. III型:免疫複合体型過敏反応
  4. 4. IV型:遅延型過敏反応
  5. 5. 学習のポイント
  6. 6. 参考文献

I型:即時型過敏反応

最初の曝露(感作)で作られたIgEがマスト細胞と好塩基球に結合します。同じアレルゲンに再び曝露すると、これらの細胞がヒスタミンなどのメディエーターを放出し、数分以内に症状が現れます。例:アレルギー性鼻炎、喘息、蕁麻疹、食物・薬物アレルギー、アナフィラキシー。検査:皮膚プリックテスト、特異的IgE。

II型:細胞傷害型過敏反応

IgGまたはIgMが細胞表面や組織の抗原に結合し、補体、貪食、抗体依存性細胞傷害によって細胞を破壊したり、その機能を変えたりします。例:ABO不適合輸血反応、新生児溶血性疾患、自己免疫性溶血性貧血、グッドパスチャー症候群、バセドウ病(グレーブス病、受容体刺激型)。検査:クームス試験。

III型:免疫複合体型過敏反応

可溶性抗原と抗体の複合体が血管壁、腎糸球体、関節などに沈着し、補体を活性化して炎症を起こします。例:全身性エリテマトーデス、血清病、溶連菌感染後糸球体腎炎、アルサス反応。

IV型:遅延型過敏反応

抗体ではなく感作されたT細胞が反応を引き起こし、曝露から24〜72時間後に現れます。例:ツベルクリン皮膚反応(PPD)、接触皮膚炎(ウルシ、ニッケル)、移植拒絶反応の一部、1型糖尿病。

学習のポイント

  • 介在するものを覚えましょう:I型はIgE、II型は細胞に結合した抗原に対する抗体、III型は免疫複合体、IV型はT細胞。
  • 実際の疾患では複数のメカニズムが混在することがあり、最近の教科書はIV型をさらに細分しています。
  • 免疫の暴走のもう一つの例として、サイトカイン放出症候群も参照してください。

参考文献

  1. Gell, P. G. H., & Coombs, R. R. A. (Eds.). (1963). Clinical Aspects of Immunology. Blackwell Scientific.
  2. Abbas, A. K., Lichtman, A. H., & Pillai, S. (2021). Cellular and Molecular Immunology (10th ed.). Elsevier.
  3. Murphy, K., & Weaver, C. (2016). Janeway's Immunobiology (9th ed.). Garland Science.
  4. Kumar, V., Abbas, A. K., & Aster, J. C. (2020). Robbins & Cotran Pathologic Basis of Disease (10th ed.). Elsevier.

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この記事は2026年10月15日に最終更新されました。内容は広く知られた原典と教科書に基づいて整理していますが、レポートで引用する際は参考文献の原典を必ず確認してください。